2019年3月26日火曜日

短足のためのスパイダーガード

スパイダーガード。
ジムでも手足の長い白帯に先生や先輩が「君、スパイダーガード向いてると思うよ」なんてアドバイスするのを聞いたことがあると思う。

相手の腕をキックして距離を取るスパイダーガード。
しっかり足を当てられるとなかなか厄介で、外してパスするのは大変だ。

このスパイダーガード、上記のようなアドバイスがしばしば聞かれることから、短足な私は苦手意識をもっていたのだけど、どうも短足のためのスパイダーガードがある気がしてきた。

もう一種のスパイダーガードとしてまず頭に浮かぶのが、おそらくラッソーガードだろう。足を相手の腕に巻き付けるようにして固定し、スイープする。

ただスパイダーガードよりセットアップが難しいし、スイープできなければ相手を止めるだけで終わってしまう。

そのスパイダーガードに至る手前のステップが、意外にスパイダーガードとして効果的だ。

ラッソーほど巻くわけではなく、外踝をちょっと相手の肘や手首に乗せるような感じ。
上腕二頭筋に足裏を当てる通常のスパイダーが相手を蹴り放すのに対し、外側から肘上に足をちょこんと乗っける外掛けスパイダーは、足の重さで相手を崩すのに適している気がする。

実際にやってみるとなかなか使い勝手が良いし、外掛けスパイダーで十分崩してからラッソーに入った方がスイープもしやすい。何より短足の強みである足の重みを活かすことができる。

ガードの上達は次の3ステップであるように思う。
1.止める。まずはガードでパスする相手を止められるようにする。展開によっては他のガードに移行したとしても、積極的に練習中のガードを使い、相手のアタックを止める。
2.プレッシャーをかける。そこそこ止められるようになってきたら、相手へのプレッシャーを意識する。具体的には前に崩す。クローズドガードでもオープンガード系でもとりあえず前に崩すプレッシャーを掛け続ける。
3.アタック。止めて、プレッシャーをかけて崩せるくらいになってきたら、相手のミスも増える。そこにアタックを仕掛ける。アタックを意識しながら1,2をやれば自然にアタックのチャンスが見えてくるから、そこに仕掛ける。

とりあえずこの手順に則って練習してみようと思う。

クラッチをやめた

40過ぎて柔術を始める。 特に柔道やレスリングのような組技系の経験はない。 素人のおっさんである。 青帯をもらったとはいえ、先輩方の壁は高く、後から入る若者に力負けする。 やっぱりレスリングや柔道のベースがある人は強い。みるみるうちに上達して、あっという間に歯が立た...