スパイダーガード。
ジムでも手足の長い白帯に先生や先輩が「君、スパイダーガード向いてると思うよ」なんてアドバイスするのを聞いたことがあると思う。
相手の腕をキックして距離を取るスパイダーガード。
しっかり足を当てられるとなかなか厄介で、外してパスするのは大変だ。
このスパイダーガード、上記のようなアドバイスがしばしば聞かれることから、短足な私は苦手意識をもっていたのだけど、どうも短足のためのスパイダーガードがある気がしてきた。
もう一種のスパイダーガードとしてまず頭に浮かぶのが、おそらくラッソーガードだろう。足を相手の腕に巻き付けるようにして固定し、スイープする。
ただスパイダーガードよりセットアップが難しいし、スイープできなければ相手を止めるだけで終わってしまう。
そのスパイダーガードに至る手前のステップが、意外にスパイダーガードとして効果的だ。
ラッソーほど巻くわけではなく、外踝をちょっと相手の肘や手首に乗せるような感じ。
上腕二頭筋に足裏を当てる通常のスパイダーが相手を蹴り放すのに対し、外側から肘上に足をちょこんと乗っける外掛けスパイダーは、足の重さで相手を崩すのに適している気がする。
実際にやってみるとなかなか使い勝手が良いし、外掛けスパイダーで十分崩してからラッソーに入った方がスイープもしやすい。何より短足の強みである足の重みを活かすことができる。
ガードの上達は次の3ステップであるように思う。
1.止める。まずはガードでパスする相手を止められるようにする。展開によっては他のガードに移行したとしても、積極的に練習中のガードを使い、相手のアタックを止める。
2.プレッシャーをかける。そこそこ止められるようになってきたら、相手へのプレッシャーを意識する。具体的には前に崩す。クローズドガードでもオープンガード系でもとりあえず前に崩すプレッシャーを掛け続ける。
3.アタック。止めて、プレッシャーをかけて崩せるくらいになってきたら、相手のミスも増える。そこにアタックを仕掛ける。アタックを意識しながら1,2をやれば自然にアタックのチャンスが見えてくるから、そこに仕掛ける。
とりあえずこの手順に則って練習してみようと思う。
2019年3月26日火曜日
2019年2月18日月曜日
Xガード考
たまたまなのか、僕の周りにはXガードを使う人が多い。
別に統計をとったわけではないけど、Xガードからのスイープをよく食らう。
やられた技は覚える。
ただXガードの使い勝手については正直、よく分からなかった。スイープの数が多いわけじゃないし。担いで立つか、後ろに倒すか、くらいじゃない。まあ細かくみればたくさんあるし、奥が深いのだけど。
でも光速タップを信条とする程度のおっさん青帯であれば、そこまで追求する必要もない。
あれこれ研究してわかったのは、Xガードに入れるガードポジションが多い、ということ。
いくつものガードポジションからXガードを経由することで、スイープにつなぐ展開を作ることができる。つまりXガードのスイープが使えれば、Xガードにつながる全ガードポジションからのアタックが増えるのだ。
Xガードに直結するガードポジションはだいたいこんな感じか。
・デラヒーバ
・スパイラル(リバースデラヒーバ)
・クオーターガード
・バタフライガード
・シントゥシンガード
・ニーシールドハーフ
・シングルX
またXガードからシングルXにも連携しやすい。ということはシングルXからのスイープもできればスイープの幅がシステマチックに広がることになる。
ただ例えば同じ左足に絡むのでも、デラヒーバとスパイラルではXガードの組み方が逆になる。だからXガードの打ち込みは左右両方できるようにしておいた方がいい。
そう考えると打ち込んでスムーズにできるようにしておくべき動作が見えてくる。
◯ポジションの変化
・デラヒーバから→Xガードへの変化
・スパイラル→Xガードへの変化
・クオーターガード→Xガードへの変化
・バタフライガード→Xガードへの変化
・シントゥシンガード→Xガードへの変化
・ニーシールドハーフ→Xガードへの変化
・シングルXからXガードへの変化
…これらは理論的に逆もできるはず。例えばデラヒーバからXガードに移行したものの対応されたらするデラヒーバに戻っても良い。するとデラヒーバ→Xガード→デラヒーバという反復打ち込みも可能だ。
またXガードをハブにすることで、デラヒーバ→Xガード→スパイラルみたいな組み合わせができる。Xガードに直結するガードポジションを上記6種類とした場合、Xガードを経由して2種のガードをつなぐ展開は計算上30種類になる。
◯スイープ
・Xガードからスイープ…肩に担いで立つやつ。
・Xガードからのスイープ…後ろに倒すやつ。
こうしてみるとXガードを一つ導入するだけで、ガードポジションにかなり展開の幅が生まれることがわかる。
ガードポジションは足で相手の上半身を制するか、下半身を制するかで2種に大別できる。
上半身系の代表はスパイダーや巻きスパイダーなど。
対してXガードやそれにつながるガードポジションは全て下半身系だ。
上半身系と下半身系のどちらを好むかは個人差があるだろう。いわゆるスパイダー使いは上半身派といえる。
Xガードは下半身系のガードポジションを好きな人に展開の幅を与えてくれる。
自分は全然使わないのでわからないのだけど、ワームガードや最近流行りのウェイターガードなんかも含めたらさらに可能性が広がるのだろう。下半身系のガードポジションを得意としている人でもしまだXガードを身に着けてないなら、次のオープンマットの時間にでも先輩にやり方を教わったらいいんじゃないかと思う。
別に統計をとったわけではないけど、Xガードからのスイープをよく食らう。
やられた技は覚える。
ただXガードの使い勝手については正直、よく分からなかった。スイープの数が多いわけじゃないし。担いで立つか、後ろに倒すか、くらいじゃない。まあ細かくみればたくさんあるし、奥が深いのだけど。
でも光速タップを信条とする程度のおっさん青帯であれば、そこまで追求する必要もない。
あれこれ研究してわかったのは、Xガードに入れるガードポジションが多い、ということ。
いくつものガードポジションからXガードを経由することで、スイープにつなぐ展開を作ることができる。つまりXガードのスイープが使えれば、Xガードにつながる全ガードポジションからのアタックが増えるのだ。
Xガードに直結するガードポジションはだいたいこんな感じか。
・デラヒーバ
・スパイラル(リバースデラヒーバ)
・クオーターガード
・バタフライガード
・シントゥシンガード
・ニーシールドハーフ
・シングルX
またXガードからシングルXにも連携しやすい。ということはシングルXからのスイープもできればスイープの幅がシステマチックに広がることになる。
ただ例えば同じ左足に絡むのでも、デラヒーバとスパイラルではXガードの組み方が逆になる。だからXガードの打ち込みは左右両方できるようにしておいた方がいい。
そう考えると打ち込んでスムーズにできるようにしておくべき動作が見えてくる。
◯ポジションの変化
・デラヒーバから→Xガードへの変化
・スパイラル→Xガードへの変化
・クオーターガード→Xガードへの変化
・バタフライガード→Xガードへの変化
・シントゥシンガード→Xガードへの変化
・ニーシールドハーフ→Xガードへの変化
・シングルXからXガードへの変化
…これらは理論的に逆もできるはず。例えばデラヒーバからXガードに移行したものの対応されたらするデラヒーバに戻っても良い。するとデラヒーバ→Xガード→デラヒーバという反復打ち込みも可能だ。
またXガードをハブにすることで、デラヒーバ→Xガード→スパイラルみたいな組み合わせができる。Xガードに直結するガードポジションを上記6種類とした場合、Xガードを経由して2種のガードをつなぐ展開は計算上30種類になる。
◯スイープ
・Xガードからスイープ…肩に担いで立つやつ。
・Xガードからのスイープ…後ろに倒すやつ。
こうしてみるとXガードを一つ導入するだけで、ガードポジションにかなり展開の幅が生まれることがわかる。
ガードポジションは足で相手の上半身を制するか、下半身を制するかで2種に大別できる。
上半身系の代表はスパイダーや巻きスパイダーなど。
対してXガードやそれにつながるガードポジションは全て下半身系だ。
上半身系と下半身系のどちらを好むかは個人差があるだろう。いわゆるスパイダー使いは上半身派といえる。
Xガードは下半身系のガードポジションを好きな人に展開の幅を与えてくれる。
自分は全然使わないのでわからないのだけど、ワームガードや最近流行りのウェイターガードなんかも含めたらさらに可能性が広がるのだろう。下半身系のガードポジションを得意としている人でもしまだXガードを身に着けてないなら、次のオープンマットの時間にでも先輩にやり方を教わったらいいんじゃないかと思う。
2019年1月18日金曜日
オールドスクール柔術ってなによ
モダン柔術がドラクエ3のアレフガルドなら、オールドスクールが表の世界である。
昔はオールドスクールしかなかった。でもみんなパスがうまくなりすぎて誰もパスさせてくれなくなったので、モダン柔術が生まれた。そんなことが「中井祐樹の新バイタル柔術」には書いてある。
ではオールドスクールとはなにか。
まあこれはパスガードして抑え込んで極める柔術だろう。
現時点ではクラシカルな感もするデラヒーバガードも、リバースデラヒーバもかつてはなかった。たぶんスパイダーとかも発達してなくて、ハーフガードの攻防もない。
パスガードする。クローズドガードに閉じ込めて攻める。
そういう攻防が今よりずっと多かったのではないだろうか。そもそも引き込みってなんだ。自分から下に行くという駆け引きもほんとうの初期にはなかったんじゃないかと思う。倒して、パスして、抑えて、極める。そういう競い合いだったのだろう。
で、ガードポジションが増えて、パスガードの技術も進化した。
でも「足を超える」というパスガードの基本が崩れることはなかった。それがオールドスクールなのだろう。
僕はリアルタイムで体験してないので噂で聞く程度だけど、ベリンボロが出た頃はたいそう衝撃的だったらしい。
それはおそらく、それまでみんなが散々苦労してきた「足を超える」という前提を、ごっそりひっくり返してしまったからじゃないかと思う。
そう思うと、昔と今とでは技の数が全然違う。
たぶん今、青帯の僕でさえ知っている技の数だけでいえば20年前の茶帯とか黒帯とかとそんなに変わらないんじゃないかって気がしてくる。使えるかどうかはともかくとして。
いま、その世代の人達はレジェンド世代みたいになってるけど、今も残ってる人たちはみんな強いよね。最新の技もちゃんと知っている。それはおそらく、クラシカルがモダンのベースにあるからだろう。
最新のモダンをやるには、やはりクラシカルの素養が役立つ。根本的な柔術力となるんじゃないか。
という仮説を拠り所に、今日もクラシカルな技の練習に励む。
ってかモダンな技ぜんぜんできないんだもの。いまはまだ。
昔はオールドスクールしかなかった。でもみんなパスがうまくなりすぎて誰もパスさせてくれなくなったので、モダン柔術が生まれた。そんなことが「中井祐樹の新バイタル柔術」には書いてある。
ではオールドスクールとはなにか。
まあこれはパスガードして抑え込んで極める柔術だろう。
現時点ではクラシカルな感もするデラヒーバガードも、リバースデラヒーバもかつてはなかった。たぶんスパイダーとかも発達してなくて、ハーフガードの攻防もない。
パスガードする。クローズドガードに閉じ込めて攻める。
そういう攻防が今よりずっと多かったのではないだろうか。そもそも引き込みってなんだ。自分から下に行くという駆け引きもほんとうの初期にはなかったんじゃないかと思う。倒して、パスして、抑えて、極める。そういう競い合いだったのだろう。
で、ガードポジションが増えて、パスガードの技術も進化した。
でも「足を超える」というパスガードの基本が崩れることはなかった。それがオールドスクールなのだろう。
僕はリアルタイムで体験してないので噂で聞く程度だけど、ベリンボロが出た頃はたいそう衝撃的だったらしい。
それはおそらく、それまでみんなが散々苦労してきた「足を超える」という前提を、ごっそりひっくり返してしまったからじゃないかと思う。
そう思うと、昔と今とでは技の数が全然違う。
たぶん今、青帯の僕でさえ知っている技の数だけでいえば20年前の茶帯とか黒帯とかとそんなに変わらないんじゃないかって気がしてくる。使えるかどうかはともかくとして。
いま、その世代の人達はレジェンド世代みたいになってるけど、今も残ってる人たちはみんな強いよね。最新の技もちゃんと知っている。それはおそらく、クラシカルがモダンのベースにあるからだろう。
最新のモダンをやるには、やはりクラシカルの素養が役立つ。根本的な柔術力となるんじゃないか。
という仮説を拠り所に、今日もクラシカルな技の練習に励む。
ってかモダンな技ぜんぜんできないんだもの。いまはまだ。
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クラッチをやめた
40過ぎて柔術を始める。 特に柔道やレスリングのような組技系の経験はない。 素人のおっさんである。 青帯をもらったとはいえ、先輩方の壁は高く、後から入る若者に力負けする。 やっぱりレスリングや柔道のベースがある人は強い。みるみるうちに上達して、あっという間に歯が立た...
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