40過ぎて柔術を始める。
特に柔道やレスリングのような組技系の経験はない。
素人のおっさんである。
青帯をもらったとはいえ、先輩方の壁は高く、後から入る若者に力負けする。
やっぱりレスリングや柔道のベースがある人は強い。みるみるうちに上達して、あっという間に歯が立たなくなる。
40過ぎて柔術始める普通のおっさんは、若者たちの会話にもついていけず、最先端のテクニックもからきしわからなくて、てんてこ舞いするばかり。困り果てていても、「年上だから」という遠慮があるからか、救いの手を差し伸べてくれる人もいない。
こんなおっさんは実験台やウォームアップの相手としてちょうどよいのだろう。
帯上の人や若者たちにこてんぱんにやられっぱなし。気づけば5分のスパーのうち、4分以上クラッチして腕十字をディフェンスしてるだけ、なんてこともざらだ。
こんなので強くなっているのだろうか。
ある人は言う。最初はこてんぱんにやられていても、だんだん落ち着いて攻撃を防げるようになってくるし、そのうち反撃の機会が分かるようになってくる。
…それっていつよ。
もう4年近くやってるんだけど。
僕に限ってはその言葉は当てはまらないらしい。だからもうクラッチしないことにした。4年かかってクラッチはめっぽう強くなった。そんじゃそこらの黒帯でも簡単には切れない。でもそもそもそこまで追い込まれた時点で負けだよね。
そもそもパスされたらもう8割がた勝負ついてんじゃん。パスした相手はポジションとって、極めてブイブイ言わせるだけ。その間、こちとら打ち込み人形。それでも頑張ってエスケープするのが大事って言うけど、それって相手にとって「暴れてエスケープする相手を抑え込んで、極める」練習になるだけで、こっちにとってはたいした練習になってないんじゃないの。
という理由で、クラッチをやめた。で、パスされたらバタバタ逃げるのもやめた。エスケープの技を試しつつ、だめならさっさと極められてタップする。相手に悪いんじゃないかとか、考えるのもやめた。自分の練習が優先だ。
で、スパーもやめた。
完全にやめたわけではないけど、かなり減らした。たくさんやればいい練習になるんじゃないかと思ったし、それはそれで良い経験になったけど、今の僕には練習効果が低い。体力作って汗かいて、ダイエットになるかも知れないけど、それだけ。
かといって技の打ち込みをやるにも、誰かに相手をお願いするのも気が引ける。あれこれ指示出さないといけないし、うまく噛み合わないと気まずくなるし。
そんなこんなで、一人打ち込みをやることにした。
わかったのは、スパーでうまくできない技は、一人でやってもうまくいかないということ。それがわかったのは大きい。だから知っている技、気になっていた技、できそうでできなかった技などなど、一人打ち込みで練り上げる。そうすると、案外できないものだ。
だからできるようにする。対人打ち込みやスパーみたいに、相手に気兼ねすることもない。好きなだけできる。
まあ、右も左も分からないところから、自分一人で課題を見出して修正できるようになったのだ。それだけ成長したのだと思おう。
2019年6月10日月曜日
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クラッチをやめた
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